うえこみ春日井小牧 : 春日井小牧フォーラム - アンケート・我が子の英語力、何才までに、どれくらい？

日本の子供が、国内で英語を修得しようとすると、１０年の継続学習が必要です。
修得できたとする基準は、英語の場合は、かなり高くなります。

外国人が、日本語が出来ると言えば、ある程度の日常会話ができれば、それだけで評価されますが、では、この人達に、小学校５年生、６年生の教科書を読んでもらってください。大抵の外国人（欧語圏）は、四苦八苦です。
話すことはできても、読んだり、書いたりは、苦手な人が多いのです。

日本人で、例えば、英検準１級以上のレベルの者なら、英文のホームページなど、ほとんど、日本語のページと変わらぬスピードで読み飛ばします。音読せよと言われると、発音に自信のない単語にはつまるでしょうが、意味は解ります。
これくらい出来て、合格の評価がもらえます。

英語は、国際語だから、合格ラインが高いのです。
だから、英語の修得レベルは、英検で言えば、準１級以上と言えるでしょう。

このレベルに達するまでに、１０年の継続学習期間を設けました。
小学生低学年から始めれば、１０年で達成できます。

しかし、この１０年間を、節目毎の明確な目標も立てず、同じ所をグルグル回っていても、目標には近づきません。

帆船の航海に喩えれば良く判ります。
子供達を乗せて、１０年間の航海に出ます。
いきなり１０年後のゴールを目指す大帆船もあるでしょうし、途中の国々で乗り継ぐ、小、中の帆船もあるでしょう。

いずれにしても、優秀な航海士、船長がいなければ、目標には到達できません。乗り継いだ船の行き先を間違えれば、それだけ、時間を無駄にします。中には、何処かの孤島に置き去りなんてこともあるかもしれません。最悪の場合は、難破、沈没です。

乗船する船の選択がいかに重要か、お分かりいただけるでしょう。
しかも、船に乗るのは、子供であって、全く判断能力を有していないのです。
この航海の成否を決するのは、一にも二にも、親の力です。

一度、子供の英語学習を始める前に、航海計画のようなものを立ててみるのは、どうでしょうか？
１０年間を、幾つかに区切り、それぞれに目標を設定します。
それだけで、ゴールがしっかり見えてきます。

さて、０才?未就園児　の場合は、どうでしょうか？
０才から始めれば、１０才、１１才　で準１級レベルになる計算ですが、それは、あり得ません。
言葉は、その人の生活体験・人生経験と共に完成しますから、小学生のレベルでは、理解できない文章も多くあります。
まず、早くても中学生、１４，１５才をゴール到達年齢にするべきでしょう。
であれば、５才、６才から始めれば、十分なわけですが、それまでは、お池の中の水遊び感覚でいいでしょう。
でも、その年齢がきたら、航海計画を立てて下さい。
それが、成功の条件です。