これからドラムを始めるんですか。いいですね。がんがん応援します。
さて、まずはどんな場所で練習しているか、ということですが、これはおそらくドラマーならば誰でもひっかかる最大の難関のひとつではないかと思います。ギターなら自宅で練習できる人が多いと思いますが、ドラムはとにかく音がでかいから練習場所がない。
というわけで、一番普通でオススメなのは、スタジオを借りることです。スタジオは音楽専用に作られた部屋で、防音設備は完璧です。ドラムセットがそのまま置いてあります。(要確認)町の楽器屋さんがスタジオを持っていることが多いようですが、スタジオのみを経営しているところや、また市民会館に付属施設として設けられているところもあります。
ただし。
ちょっと金がいるのです。スタジオというやつは。東京の場合は1時間\2,500(!)が相場ですが、こちらに出てきてから、いくつか安いスタジオを発見しました。捜せば安いのもあるみたいです。\600とか。(ちなみに私自身は環境的に恵まれていて、これまで15年間スタジオを利用したことはほとんどありません。)
それから、ドラムの練習用パッドというものも存在します。\5,000くらい。これはコンパクトで音もほとんどしないので、場所を選ばず、スティックの振りを鍛えるにはけっこう優れものです。ただしこればかり練習していてもドラムセットの実践的な演奏に慣れることはできないので、普段は毎日自宅で練習パッドで練習して、週に一度くらいスタジオに通うというのが無理のないペースではないかと思います。(もしあなたが学生なら週一回でも金銭的に厳しいかもしれませんが。)
長くなってきました。すみません。
次に、独学の方法ですね。まったくの独学で勉強するとなるとそれなりに大変ですが、いくつか助けになりそうなヒントを。
まず一番必要なのは、CDでしょう。耳を鍛えることなしに音楽はできませんから。自分の好きな曲の中でドラマーが何をしているか聞き取って、そのまま真似してみてください。古典的な方法ですが、効果絶大です。
それから独学ならば特に必要なのでは、と思うものが、教則ビデオです。(ライブビデオはドラマーだけがずっと映っているわけではないので、あまり役に立ちません。)自分の好きなドラマーのビデオを購入するのがベストですが、楽器屋の店員さんに「初心者向けの教則ビデオがほしい」と言えばいくつか紹介してくれるでしょう。
あ、言い忘れました。とりあえずmyスティックは買いましょう。安物でもいいので。\600?\1400くらい。
さあこれだけあれば独学でも充分始められます。もっと深く勉強したいと思うなら、楽器屋さんに行っていろいろと本を買いましょう。ルーディメンツという古典的な硬い本から、ドラマーのための雑誌、ドラム教則本などがあります。
さらに詳しく知りたい場合はメールしてください。喜んで力になります。